サブスクリプション型モデルが、急成長中の音楽業界を侵食しているなか、BloombergとWall Street Journalは「Googleの音楽サブスクリプションが同様のペースで成長していない」と述べている。

アメリカレコード協会(RIAA)のデータによると、2018年に音楽サブスクリプションに登録した人が月に100万人を超えているのに対して、Wall Street Journalは、YouTube MusicやGoogle Play Musicのサブスクリプションの増加がここ数カ月間「ただ平ら」であることを指摘している。

大手音楽ストリーミングサービス「Spotify」では1億人を超える登録者が存在しているが、Googleの音楽ストリーミングサービスの登録者は1,500〜1,600万人だという。

Googleではこの登録者数と成長率のデータは正確ではないと主張し、昨年にはYouTube PremiumとYouTube Musicを合わせて60%の登録の増加が見られたと発表している。しかし特にGoogleがGoogle Play MusicよりもYouTube Musicに注力し始めたことを考えると、先ほどのデータも一理あるのではと考えられる。

GoogleはYouTubeブランドを前面におしたサービスを初めて1年になるが、保存した音楽を流せる機能などしか追加されておらず、クラウドに保存できる「LOCKER」の機能などはまだ利用できないままであるという。

一方でYouTubeでは、Googleが得る広告収益から、できるだけ多くの人に音楽やミュージックビデオを無料で届ける努力を続けている。その面からGoogle音楽ストリーミングには魅力を感じられるものの、AppleやSpotify、Amazonが提供する音楽サービスに対抗できるだけの魅力かどうかはまだ検討の余地があるであろう。